電子書籍のつくりかた

[27]センタリングしよう

地の文だけで電子書籍ができればいいのですけど、実際にはタイトルやら見出しやらといった要素が出てくるものです。そうした見出しなどは、センタリングしたりして目立たせるのが常套手段……というわけで、センタリングなど文字揃えの方法について説明しておきましょう。
といっても、基本的な機能なので、そんなに難しいことはありません。ツールバーの「中央揃え」ボタンをクリックすればOK。右揃えなら「右揃え」ボタンを、左揃えなら「左揃え」ボタンをクリックします。縦書きのときは、右が上に、左が下になります。これはどんなアプリでも共通のハズです。
ちなみに、sigilの場合だと、中央揃えにした部分は、下のようなコードになります。

 

 

<p style="text-align: center;">第2章 電子書籍をつくってみよう</p>

 

ここで「あれ?」と思った方もいるかもしれません。
HTMLの基本文法のひとつに<center>タグというものがあります。その名の通り、センタリングをするというタグです。たとえば、こんな感じ。

 

  <p><center>第2章 電子書籍をつくってみよう</center></p>

 

実は、こっちの方法でも、ちゃんとセンタリングが可能です。
これは、どちらが正解というわけでもなく、どちらでもいいのです。
WYSIWYG(ウィジング)でサクサクつくりたい人はツールバーを使えばいいですし、コードを直接入力するなら、<center>タグの方がわかりやすいかもしれません。
こういう話をすると、「こういう書き方をするのが正しい」と言い出す人がいるのですが、私は「思ったような結果が出るなら、どうでもいい」と思います。
なによりまず、作る人にとってわかりやすいのが一番。その次が、できる限りシンプルなコード。ルール的に推奨されている方法か否かというのは、その次くらいでいいのではないでしょうか。

2013/07/19   admin
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