電子書籍のつくりかた

[26]titleを設定しておこう

本文もできて、縦書きならスタイルシートと左開きの設定が終われば、ひと通り電子書籍としての体裁はできたわけですが。
「絶対に必要というわけではないけど、しておいた方がいいこと」を紹介しておきましょう。

 

HTMLファイルの中身(コード)を見ると、上の方に<title>というタグがあります。
Webサイトでしたら、ここに指定した文字が、タイトルバーあるいはタブに表示されます。じゃあ、電子書籍の場合は?
電子書籍でも同じように、画面上部にタイトルが表示されるわけですが……Kindleの場合、書名が表示されてしまうのです。つまり、<title>タグの内容は使われていないわけです。
そうすると、この<title>タグは無視しても問題ないわけですが。
すべてのビュアーで、その仕様かというと、そう言い切れません。いまはそうでも、将来的にそうだとも言い切れません。
読者側からすると、画面上部には章タイトルが表示してほしいという声もあるでしょう。いや、「そんなものは一切表示せず、文章を表示するエリアを広くしろ」という声も強いでしょうが、それはさておき。
そう考えると、使われないかもしれないけど、<title>タグにその章タイトルを入力しておくというのは、悪い選択できないと思います。

 


<head>
  <title>第1章 電子書籍の基礎知識</title>
  <link href="../Styles/Style0002.css" rel="stylesheet" type="text/css" />
</head>

 

 

 

2013/07/18   admin
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