電子書籍のつくりかた

[23]本文をつくろう

スタイルシートの準備ができたら、いよいよ本文の制作……といきたいところですが、その前にひとつだけ。
本文はHTMLファイルになるわけですが、その前に2つ、やらなければならないことがあります。それは、

・「日本語文書である」という宣言
・使うCSSの指定

書誌情報ですでに日本語であることを指定してあるわけですが、ビュアーが必ずそれを確認しているとは限らないわけです。なので、ファイルごとに「このHTMLファイルは、日本語で書かれているよ」という指定をしてあげた方が安全なわけです。
もうひとつが、CSSの指定です。HTMLファイルの中で、「このCSSファイルを使ってね」と指定してあげないと、CSSの設定は反映されないわけです。
これらの指定をするためには、まずHTMLの中身(ソース)を開きます。sigilなら、ツールバーの[コードビュー]ボタンをクリックします。
つくったばかりのHTMLファイルは、こんな感じになってるんじゃないかと思います。

 

<­xml version="1.0" encoding="utf-8"­>
<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.1//EN"
"http://www.w3.org/TR/xhtml11/DTD/xhtml11.dtd">

<html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml">
<head>
  <title></title>
</head>

<body>
  <p>&nbsp;</p>
</body>
</html>

 

この中に、次の部分を追加します。

 

<­xml version="1.0" encoding="utf-8"­>
<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.1//EN"
"http://www.w3.org/TR/xhtml11/DTD/xhtml11.dtd">

<html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml" xml:lang="ja">
<head>
  <title></title>
  <link href="../Styles/Style0001.css" rel="stylesheet" type="text/css" />
</head>

<body>
  <p>&nbsp;</p>
</body>
</html>

※赤字の部分が変更箇所

 

以上で準備終了です。
<body>部分に、本文を書くなりコピペするなりしましょう。
sigilの場合は、ブックビューに切り替えてからコピペするといいでしょう。ブックビューで直接文章を入力することもできますが、カーソルが消えちゃったりとかするので、あまりおすすめはしません。

2013/07/14   admin
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